コラム
BMW「iX3」に適した家庭用電気自動車(EV)充電器とは?

BMWからは、i3, i4シリーズ(eDrive 35, 40, M50), i7(xDrive60), iX(M60, xDrive40, 50)等、様々な仕様・ラインナップの電気自動車(EV)が販売されています!
その中で今回取り上げるのは、こちらの画像のBMW iX3となります!
2021年11月4日に発売されたBMWの電気自動車(以下、EV)【iX3】
なんといっても最大の特徴は、「ハンズ・オフ機能付渋滞運転支援機能」です。
「ハンズ・オフ機能付渋滞運転支援機能」
絶えず前方に注意し、周囲の状況に応じて直ちにハンドル操作が可能な状態に限りますが、
前方車両の追従により高速道路の渋滞時にハンドルから手を離して走行が可能となる機能です。
また、スポーツ・モデルに引けを取らない俊敏なスポーツ走行性・走破性を持ち、
フル充電で508km (WLTCモード)の走行が可能となっています。
EVであるからこそ、忘れてはいけないのが「充電」です!
EVにおける充電は、ガソリン車における給油にあたりますね。ところがガソリンから電気に「動力源が変わるだけ」と考えてしまうと、実は不十分なんです!
最大の違いは、EVの充電には時間を要する点です!だからこそ今、自宅にEV充電器を設置することに注目が集まっているんですね。
この記事ではBMW iX3 の紹介となぜご家庭にEV充電器が必要なのかについて詳しく解説していきます!
【目次】
1.BMW iX3について
2.BMW iX3と自宅用EV充電器
BMW iX3 の概要
BMWではSUVという名称を使用せず、アクティブな走行性を重視した、
「SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)」の呼称を使用しています。
BMW X3シリーズにはこれまで、ガソリン・ディーゼル・PHEV(プラグインハイブリッド)
がありましたが、新たにBEV(バッテリー式)としてBMW iX3が加わった形となります!
コックピットにはナビシステムが組み込まれたインフォメーションディスプレイと、
デジタル表示のメーターパネルがそれぞれ12.3インチで搭載されています。
また、サスペンションの特性を、俊敏なハンドリングを実現するスポーツ走行から、
快適なクルージングまで任意に調整可能な「アダプティブ・サスペンション」を搭載しています!
気になる iX3 の価格と補助金による優遇
EV車は購入する際に様々な補助金等による優遇を受けることができます。
補助金の制度は各自治体によって異なりますが、
例として神奈川県でBMW iX3を購入すると、約94.17万円が優遇されます。
(令和4年度補正予算・令和5年度当初予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」:65万円、自動車重量税:約61,500円優遇、環境性能割:約211,500円優遇、自動車税:約18,750円優遇)
※補助金・サポートには申請期限があります。制度内容や金額について変更の可能性もあります。
※補助金の詳細については自動車メーカー及びお住まいの市町村のホームページにて御確認ください。
BMW iX3 の航続距離は?
気になる、「BMW iX3」の航続距離はなんと508km(WLTCモード)になります!
航続距離が508kmとなれば、東京―大阪間を無給電で走る事が出来る距離になります。
ちなみに国産車で一般的なEV(40kwhバッテリー搭載車)の航続距離は322km(WLTCモード)ですので、
今までの電気自動車の概念が変わるような航続距離になりました。
※走行距離はお客様の使用環境や運転方法、整備状況により異なります。
充電時間は6kW普通充電器で100%まで約8時間、急速充電器で約80%まで70分以内となっています。
航続距離を気にせず旅行を楽しみながら、帰宅後、自宅で充電をする事が出来る身近なEVが誕生しました。
※走行距離はお客様の使用環境や運転方法、整備状況による値は異なります。
※上記充電時間はカタログ値となります。
BMW iX3 の充電口はどこ?
BMW iX3の充電口は前方左に普通充電、後方右に急速充電と分かれています。
BMW iX3 に自宅用EV充電器は必要?
航続距離の箇所で触れたように、BMW iX3については航続距離が今までの電気自動車に比べて航続距離が伸びた事により、頻繁に充電をする事は無くなりました。
充電が必要とした際は、公共のEV充電器を活用することで充電を行うこともできますが、地域によってはEV充電器自体の設置場所がまだ少なく、目的地にEV充電器設置されていないことが多いことや、設置されていても他の人が使っていて使えない場合などがあることを考えると、あまり現実的ではありません。
このような現在のインフラの状況を考えると、走行を終える度に自宅で充電ができ、電気切れを意識せずEVを使用できる自宅用EV充電器は必要ではないでしょうか。
住宅によって選び方が異なるEV充電器
自宅用EV充電器設置といっても、自宅の設置環境によって設置方法が異なるので注意が必要です。
充電機器は大きく分けて「スタンドタイプ」「壁面取付タイプ」があります。
「スタンドタイプ」
充電位置と建物が離れている場合におすすめタイプになります。
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スタンドタイプ |
「壁面タイプ」
充電位置と建物が近い場合に設置をおススメ致します。
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壁面タイプ |
充電器のタイプを選ぶには、EVの充電口の位置・駐車の向き・自宅の駐車場の状況を考慮してタイプを選択する必要があります。
是非一度ご覧ください!
自宅用EV充電器の選び方
EV充電器のタイプがわかったところで、そもそもEV充電器にはどんなメーカーがあるのでしょうか。
EV充電器の代表的なメーカーは「パナソニック」と「日東工業」です。
パナソニック製品の特長
幅広い商品ラインナップになっており、コンセント型充電器から充電ケーブルが付属している機など、
ご利用シーンに合わせた最適な商品がお選び頂けます。
日東工業製品の特長
pit-2Gという通信型の普通充電器があり、電気代が安い時間帯を優先し、ランニングコストを削減し、
イニシャルコストも抑える機能も搭載されている製品です。
(通信モデルの場合、4G通信を使用しているため別途契約が必要となります)
(詳しくはコチラの記事で解説しております。)
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コンセント型 普通充電器 |
充電ケーブル付属
普通充電器 |
V2H |
BMW iX3にオススメのEV充電器は?
購入時に充電ケーブルが付属されていますが、自宅で充電する際は、充電器側に充電ケーブルが付いている商品がオススメです。
自宅で充電する際に毎回車両のトランクルームから充電ケーブルを出し入れするのは、手間であるだけでなく、雨が降っている際には濡れたケーブルを車両に戻すことになってしまいます。
筆者がBMW ix3におすすめするEV充電器はパナソニックDNH326ELSEEV hekia sMode3 6kwと専用Dポール(充電ケーブル搭載)を組み合わせた、設置場所を選ばないスタンドタイプの充電器となります。
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パナソニック DNH326ELSEEV hekia sMode3 6kw+専用Dポール (充電ケーブル搭載) |
フロントに普通充電と急速充電が並んでいるタイプと違い、BMW iX3の充電口は左右に普通充電と急速充電に分かれています。ご家庭で充電が必要な普通充電口は助手席側にあります。
車の充電口の場所を知らずにEV充電器を設置してしまうと、充電ケーブルの長さが足りなかったりして、今まで後ろ向きに駐車していたのに、充電ケーブルが届かないから前向き駐車になってしまったなどのケースがあります。
パナソニックDNH326ELSEEV hekiaは専用のDポールと組み合わせる事により自宅の壁面では充電ケーブルの距離が足りないという心配がなくなります。
特にBMW iX3の場合は助手席側に普通充電口があり、お車を駐車する際に建物が助手席側にある場合は、なるべく充電口に近い位置での充電器の設置をおススメ致します。
最近は新築マンションなどにも採用されており、おしゃれなマンションなどでもデザイン性を損なわず、充電能力も優れているなどの理由で採用をされています。
BMW iX3はリチウム・イオン電池容量は80kwhの大バッテリー容量を搭載しているため、6kwの充電器を設置した場合でも満充電するのに約14時間程度は必要となります。また、3kwの場合は2倍の約28時間必要となります。
6kw以下の充電器では、1日充電器に接続しても満充電にならずに、車で旅行に行こうとした際に途中で車両の充電が無くなってしまう事も想定されます。
充電が足りないという事が起きないためにも3kwの約2倍の速度で充電が出来る6kwの充電器をおススメします。
EV充電器設置を任せるなら
まとめ
iX3は今までの電気自動車は航続走行距離が短くて、長距離ドライブの際に不安があるなどのユーザーの声に答えて大型のバッテリーを搭載した車種になります。
ここからEVの普及が一気に加速していく中で、日本のEV充電のインフラはまだまだ追いついていません。そうした中で自宅のEV充電器の重要性は高まっていきます。
EV充電器の設置はクルマと住宅の両方熟知している必要性があるからこそ、EV充電器の設置はIDMにぜひおまかせくださいませ。