コラム
メルセデス・ベンツ「CLA with EQ Technology」に適した自宅(家庭)用充電器とは?
2026年7月に日本へ導入された「CLA with EQ Technology」は、CLAシリーズとして初めての電気自動車(BEV)です。電気自動車を主軸に開発された新プラットフォーム「MMA(Mercedes-Benz Modular Architecture)」を採用し、最新世代のMBUXやMB.OSによる先進のデジタル体験を実現。さらに上位グレードのCLA 250+では一充電走行距離771km(WLTCモード)を達成し、日本市場におけるメルセデス・ベンツのEVとして最長の航続距離を誇ります。流麗な4ドアクーペに加え、実用性の高いシューティングブレークも選べる、次世代メルセデスを体現するモデルです。
この記事では、CLA with EQ Technologyの価格や航続距離から、自宅(家庭)用EV充電器の必要性、CLAに適した充電器まで、幅広くご紹介いたします!
1. CLA with EQ Technologyの車両情報
1-1. CLA with EQ Technology の主要スペック
CLA with EQ Technology(4ドアクーペ)には、「CLA 200 with EQ Technology」と「CLA 250+ with EQ Technology」の2グレードが用意されています。主要諸元は以下のとおりです。
| 項目 | CLA 200 with EQ Technology | CLA 250+ with EQ Technology |
|---|---|---|
| 車両型式 | ZAA-174311 | ZAA-174313 |
| 駆動方式 | 後輪駆動 | 後輪駆動 |
| システム最高出力 | 165 kW(224 PS) | 200 kW(272 PS) |
| システム最大トルク | 335 N·m | 335 N·m |
| 蓄電池(総電力量)※1 | リチウムイオン電池(58 kWh) | リチウムイオン電池(85.5 kWh) |
| 一充電走行距離 (WLTCモード) |
525 km | 771 km |
| 交流電力量消費率 (WLTCモード) |
132 Wh/km | 132 Wh/km |
| 車両寸法 (全長×全幅×全高)※2 |
4,725(4,730)×1,835×1,470 mm | 4,725(4,730)×1,835×1,470 mm |
| ホイールベース | 2,790 mm | 2,790 mm |
| 車両重量 ※2 | 2,030(2,040)kg | 2,040(2,050)kg |
| 充電方式 ※1 | AC普通充電(6.0kWまで/200V・30A) DC急速充電(CHAdeMO・最大100kW) |
AC普通充電(6.0kWまで/200V・30A) DC急速充電(CHAdeMO・最大100kW) |
| 普通充電用ケーブル(AC200V) | 標準装備 | 標準装備 |
| 普通充電時間の目安 (6kW出力の場合)※3 |
約10時間 | 約14〜15時間 |
※1 総電力量と充電出力は、メルセデス・ベンツ日本のプレスリリースの公表値です(諸元表/装備表カタログには、普通充電(AC)・急速充電(DC)に対応している旨のみ記載)。
※2 ( )内はAMGラインパッケージ(オプション)装着時の数値です。
※3 バッテリー残量ほぼ0%から満充電までを、総電力量÷充電出力で算出したおおよその目安です(弊社試算)。実際の充電時間はバッテリー温度や充電ロスなどの条件により異なります。
※諸元はカタログ(2026年9月10日版・MP202701)に基づきます。仕様は予告なく変更される場合があります。
[情報源:メルセデス・ベンツ:CLA with EQ Technology 諸元表/装備表カタログ(MP202701)/メルセデス・ベンツ日本 プレスリリース(2026年7月29日)]
なお、ステーションワゴンタイプの「CLA Shooting Brake with EQ Technology」も同時に導入されており、一充電走行距離(WLTP)はCLA 200 Shooting Brakeが最大513km、CLA 250+ Shooting Brakeが最大755kmとなっています
1-2. CLA with EQ Technologyの特徴
• クラスを超えた航続距離と効率性
リアアクスルに搭載した永久磁石同期モーターに、2速EVトランスミッションを組み合わせ。1速は発進から市街地、2速は高速巡航を担い、街乗りの力強さと高速道路での効率を両立しています。全車にヒートポンプを標準装備し、交流電力量消費率は両グレードとも132Wh/km(WLTCモード)。CLA 250+では、日本市場におけるメルセデス・ベンツのEVで最長となる771kmの一充電走行距離を実現しました。
• MB.OSを搭載した最新世代のMBUX
メルセデス・ベンツが自社開発した「MB.OS」を採用し、生成AIを活用したMBUXバーチャルアシスタントや、Googleの地図データを活用したMBUXナビゲーションなどを搭載。OTA(無線ソフトウェアアップデート)により購入後も機能の改善・追加が行われます。助手席側まで広がる「MBUXスーパースクリーン」は、有償オプションのアドバンスドパッケージで選択できます。
• 日本の道路・駐車環境にちょうどいいサイズと使い勝手
全幅1,835mm・最小回転半径5.3mのボディは、都市型の機械式立体駐車場にも対応するサイズです。現代のメルセデス・ベンツとして初めてフロントトランク(101L)を備え、リアの荷室(405L)と合わせて収納力も十分。パノラミックルーフも全車に標準装備されます。「欧州カー・オブ・ザ・イヤー2026」の受賞や、Euro NCAPで最高評価の5つ星獲得など、デザインと安全性の評価も高いモデルです。
1-3. CLA with EQ Technologyの価格
CLA with EQ Technologyの車両本体価格は以下のとおりです。
| グレード | メーカー希望小売価格(税込) | CEV補助金(98万円)適用後の目安 |
|---|---|---|
| CLA 200 with EQ Technology | 6,680,000円 | 5,700,000円 |
| CLA 250+ with EQ Technology | 7,750,000円 | 6,770,000円 |
CLA with EQ Technologyは令和7年度補正予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」の対象で、補助額は98万円。CLA 200 with EQ Technologyであれば、実質負担額は570万円(税込)からとなります。さらに東京都にお住まいの方は、令和8年度「ZEV車両購入補助金」も利用でき、国と自治体の補助金を組み合わせることで、より手の届きやすい価格で購入できます。尚、国の補助金を受けた車両は、4年間の保有義務が発生します。
※補助金額は車両の類別番号や登録時期によって異なる場合があります。東京都のZEV補助金の補助額は、メーカーや登録時期などによって異なります。また、予算額に達し次第募集が終了します。最新情報は次世代自動車振興センターや東京都のWebサイトをご確認ください。
[情報源:諸元表/装備表カタログ(MP202701)/メルセデス・ベンツ日本 プレスリリース/The all-new CLA]
1-4. CLA with EQ Technologyの充電口はどこ?
CLA with EQ Technologyの充電口は、普通充電口・急速充電口ともに車体の右後方に配置されています。車体前方や側面前寄りに充電口を備えるEVが多い中で、CLAは後方寄りのレイアウトとなっている点が特徴です。自宅に充電器を設置する際は、この充電口の位置を必ず考慮しましょう。
1-5. 充電時間はどのくらい?
CLA with EQ Technologyの充電時間は、使用する充電方法や出力によって異なります
• 急速充電:電池残量10%から80%まで、CHAdeMO充電器(150kWタイプ)でCLA 250+ with EQ Technologyは約46分、CLA 200 Shooting Brake with EQ Technologyは約34分(いずれもメーカー検証値)
➡高速道路の充電スポットなどで短時間で充電可能
※車両側の急速充電は最大100kWに制限されます。またe-Mobility Powerネットワークの急速充電器は1回30分で充電が終了します。
• 普通充電:CLA 200:約10時間でフル充電(6kWの場合)、CLA 250+:約14〜15時間でフル充電(6kWの場合)
※総電力量÷充電出力で算出したおおよその目安です(弊社試算)。
➡自宅充電でそれなりの待ち時間が必要
急速充電と普通充電の時間差を比べると、急速充電の方がメリットがあるように見えますよね。
実際に近年では高速道路やディーラー店舗 等、急速充電設備を街中で見かける機会も増えてきたのではないかと筆者自身感じています。
EVオーナーの皆様の中には、充電は外出先だけでという方も少なく無いのではないかと思います。
しかし、利便性や充電費用という観点から自宅に普通充電器を設置する事をオススメ致します。特にCLA 250+のような大容量バッテリーのEVは、夜間の自宅充電で毎日少しずつ継ぎ足すことで、外出先の充電待ちに時間を取られず、長い航続距離を存分に活かせます。普通充電と急速充電の費用比較記事がありますので、是非ご覧ください。
それでは、自宅へのEV充電器設置はどのように行なえばよいのでしょう。
以下で詳しく見ていきます。
2. CLA with EQ Technologyの自宅(家庭)用充電器選びのポイント
2-1. 自宅の駐車環境について
自宅用EV充電器には大きく分けて、スタンド設置と壁面設置の2タイプがあります。
一覧にした以下の表をご参照ください。
設置費用を見ると壁面設置タイプに手が出やすくなってしまいますが、
EVによって充電口の位置が大きく異なる点に注意する必要があります。
比較しやすいように車種ごとの充電口の一覧画像を用意しました。
このようにEVによって充電口の場所が異なることを考慮すると、設置場所を選ばないスタンドタイプの充電器の方が汎用性が高いと言えます。
もし、壁面から近い位置に充電口が来るような駐車環境であればもちろん壁面設置タイプでも問題ありません。
必ず、設置前に駐車環境を確認し、最適な設置タイプを選ぶことが重要です。
先に記載した通り、CLA with EQ Technologyの普通充電口はリアバンパーの右側となります。バックで駐車する場合は駐車スペースの奥・左側に、前向きで駐車する場合は駐車スペースの手前・右側に充電口が来ることになるため、普段の駐車の向きとあわせて充電器の設置場所やケーブルの長さをご確認ください。
また、駐車環境が屋外の場合は設置するEV充電器が防水・防塵性能を備えていることも大切です。
2-2. EVの使用頻度
EVの使用頻度に応じて適切な充電器を選ぶことも重要です。
通勤などでEVを頻繁に使用する場合、バッテリー消費量が多くなるため、充電の頻度も高まります。日々の充電を快適にするためには、充電器の出力に注目することが大切です。
一般的な普通充電のEV充電器の出力は3kW~6kWですが、3kWの充電器は6kWの充電器に比べ充電時間が約2倍かかってしまいます。使用頻度が高い場合、充電時間の早い6kWの充電器を選ぶのが良いでしょう。
なお、CLA with EQ Technologyを3kWの出力で満充電するには、CLA 200で約20時間、CLA 250+で約29時間かかります(弊社試算)。メーカーはCLAの普通充電を「日本における使用で想定される200V・30A充電の場合」で6.0kWまでと公表しているため、車両の性能を活かすなら6kW出力に対応した充電器を選ぶべきと言えます。
安価なコンセントタイプではなくケーブル付属タイプの充電器をオススメする理由は、
コチラの記事でも紹介していますので是非併せて御覧ください。
はじめてのev充電器設置!絶対押さえておくべき3つのポイント!
雨天でも安心!日産の電気自動車(EV)リーフを充電してみました!
3. CLA with EQ Technologyにおすすめの充電器
| 充電器名 | 充電速度 | 特徴 | 評価 |
|---|---|---|---|
| Panasonic ELSEEV hekia S Mode3 |
3kW/6kW | 安心の日本製。 ケーブル付きで手軽に充電。 |
◯ |
| 日東工業 Pit-3Gシリーズ |
3kW/6kW | 国産EV充電器。 ニーズに合わせた豊富なモデルを用意。 |
◯ |
| Wallbox Pulsar Plus | 3 - 8kW | 8kW対応で素早い充電。 アプリ接続により遠隔操作も可能。 |
◎ |
上記の3つはどちらもオススメです。選んだ基準は6kW対応の充電器であること、防水・防塵性能がある事、そしてケーブル付きであることです。ケーブルがないコンセント型の場合、毎回車両に付属しているケーブルを取り出して充電をしなければいけないので、手間がかかってしまいます。
上記3つの中でも、デザイン性・機能・コストパフォーマンスで比較すると、最もオススメなのはWallbox Pulsar Plusだと思います。
Pulsar Plusは電流を6Aから40Aまで調整でき、最大8kWで充電できる高出力モデルです。ただし、メルセデス・ベンツ日本が公表しているCLA with EQ Technologyの普通充電は「6.0kWまで(日本における使用で想定される200V・30A充電の場合)」となっています。そのため、CLAを充電する場合は8kWではなく最大6kWでの充電となる点にご注意ください。
それでもPulsar PlusをCLAにオススメする理由は次のとおりです。
・ご家庭の契約容量に合わせて出力を調整できる:6A〜40Aの範囲で設定できるため、CLAに合わせた30A(6kW)運用はもちろん、ブレーカーが落ちないよう出力を抑えた運用にも対応できます。
・将来の乗り換えにも対応:8kW出力まで対応しているため、将来より高出力の普通充電に対応したEVへ乗り換えた場合も、充電器を買い替えずに活用できます。
Pulsar Plusについては、コチラの記事で詳しく解説しておりますので、是非ご覧下さい!
また、国内初の設置工事を当社で実施させて頂きました。
導入事例としてコチラの記事でご紹介しております!
4. CLAとV2Hについて
メルセデス・ベンツの「外部給電機能導入のご案内」(2026年8月更新)によると、CLA with EQ Technology/CLA Shooting Brake with EQ Technologyは、現時点(2026年7月現在)の車両ソフトウェアバージョンでは、正式に適合しているV2H機器はありません。メルセデス・ベンツでは現在V2Hを利用できるよう準備を進めており、準備が整い次第、対象機器や利用方法を改めて案内するとしています。
5. EV充電器設置を任せるなら!
充電器設置については、クルマの車種や駐車場の場所、建物の形によって、設置出来る充電器が異なります。また、車の使い方(街乗り、通勤使い等)によっても最適な充電器は異なってきます。是非、車と家のプロである弊社までご相談下さい。お客様に最適な住宅設備をご提案させて頂きます。