icon__mail icon__phone icon__ev-charger icon__tesla-power-wall icon__v2h

コラム

トヨタの「クラウンスポーツPHEV」に適した自宅(家庭)用充電器とは?

トヨタの「クラウンスポーツPHEV」に適した自宅(家庭)用充電器とは?

クラウンスポーツPHEVは、トヨタが2023年12月に発売したプラグインハイブリッド車(PHEV)で、高級感とスポーティさを兼ね備えた新しいクラウンシリーズの一翼を担うモデルです。日常使いに十分な約90kmのEV航続距離と、長距離移動にも安心なハイブリッド走行約20.3km/Lの高効率設計により、「電気だけでも、ガソリンでも」走れる次世代の実用車として注目されています。
また、4WDシステム「E‑Four」や高出力モーターによるダイナミックな走行性能に加え、プレミアムなインテリアと先進装備も充実。

自宅に普通充電器を設置することで、クラウンスポーツPHEVの電動性能を日常で最大限に活かすことができ、EVライクで快適なカーライフを実現できます。日々の通勤やお買い物はEVモードで静かに・経済的に。自宅充電環境の整備は、これからのPHEVユーザーにとって欠かせない選択肢です。

この記事でクラウンスポーツPHEVの価格や航続距離から、自宅(家庭)用EV充電器の必要性、クラウンスポーツPHEVに適した充電器まで、幅広くご紹介いたします!

1-1.    クラウンスポーツPHEV の主要スペック

1. クラウンスポーツPHEVの車両情報

項目 クラウンスポーツPHEV
車両寸法・重量 全長4720×全幅1880×全高1570 mm/重量2,030 kg
一充電消費電力量 14.5kWh/回
航続距離(WLTC) EV走行換算距離 WLTCモードで約90 km
充電方式 AC普通充電 / DC急速充電
ハイブリッド燃費 約20.3 km/L
充電時間 約3.5時間(6kW出力の場合)
[情報源:crownsport_spec_202411.pdf ]

クラウンスポーツPHEVスポーツPHEV の特徴
•    E-Four:加速時や雪路などの滑りやすい路面で、スムーズに4WD状態へ切り替えることで、発進性、走行安定性を賢くアシスト。
•    DRS:​車速に応じて、後輪の向きを前輪と逆向きまたは同じ向きに制御することで、シームレスかつ自然なハンドリングを叶えます。
•    V2H(Vehicle to Home)対応:V2H機器と接続することで、PHEVのバッテリーから家庭へ電力を供給(放電)したり、家庭の電力でEVを充電することが可能です。
•    V2L(Vehicle to Load):車內外でも100V電子機器を使用できるV2L機能を搭載しています。

CrownSport 正面
車体正面
CrownSport 背面
車体背面
CrownSport 後方側面
後方側面
CrownSport 充電口
充電口
CrownSport 給油口
給油口
CrownSportパワーウインドウ操作パネル
パワーウインドウ操作パネル
CrownSportステアリング
ステアリング
CrownSportセンタークラスター
センタークラスター
CrownSport センターコンソール
センターコンソール
CrownSport後部座席側V2L
後部座席側V2L
CrownSportハッチバック内側V2L
ハッチバック内側V2L
× 拡大画像

1-3.    クラウンスポーツPHEVの価格
クラウンスポーツの定価はPHEVモデルのSPORTS RSグレードで765万円(税込)となっています。令和7年度(2025年度)のクラウンスポーツPHEVのCEV補助金は55万円とされていたため、その他地方自治体の補助金を除くと、実質710万円(税込)となります。尚、補助金取得要件として自家用車としての使用で4年間の保有義務が発生します。

1-4.    クラウンスポーツPHEV の充電口はどこ?
クラウンスポーツPHEVの充電口は、車両の右側面後方に配置されています。この位置は、左側面の給油口の反対側になります。なお、リモートで充電・給電状況の確認や操作、クルマの充電状況の確認、電池残量や航続可能距離などをチェックできます。

クラウンスポーツPHEVの充電口

1-5.    充電時間はどのくらい?
クラウンスポーツPHEV の充電時間は、使用する充電方法や出力によって異なります。
•    急速充電: 約38分 (50kwの場合)
➡高速道路の充電スポットなどで短時間で充電可能

•    普通充電:約3.5時間でフル充電(6kwの場合)
➡自宅充電でそれなりの待ち時間が必要

急速充電と普通充電の時間差を比べると、急速充電の方が圧倒的なメリットがあるように見えますよね。
実際に近年では高速道路やディーラー店舗 等、急速充電設備を街中で見かける機会も増えてきたのではないかと筆者自身感じています。
EVオーナーの皆様の中には、充電は外出先だけでという方も少なく無いのではないかと思います。
しかし、利便性や充電費用という観点から自宅に普通充電器を設置する事をオススメ致します。普通充電と急速充電の費用比較記事がありますので、是非ご覧ください。
それでは、自宅へのEV充電器設置はどのように行なえばよいのでしょう。
以下で詳しく見ていきます。

2. クラウンスポーツPHEV の自宅(家庭)用充電器選びのポイント

結論から述べると、次の2つのポイントから自宅に設置する充電器を選ぶことをオススメいたします。
  • 自宅の駐車環境
  • EVの使用頻度
  • それではそれぞれの詳しい説明をしていきます。

    自宅の駐車環境について
    自宅用EV充電器には大きく分けて、スタンド設置と壁面設置の2タイプがあります。
    一覧にした以下の表をご参照ください。

    設置費用を見ると壁面設置タイプに手が出やすくなってしまいますが、
    EVによって充電口の位置が大きく異なる点に注意する必要があります。
    比較しやすいように車種ごとの充電口の一覧画像を用意しました。

    このようにEVによって充電口の場所が異なることを考慮すると、設置場所を選ばないスタンドタイプの充電器の方が汎用性が高いと言えます。
    もし、壁面から近い位置に充電口が来るような駐車環境であればもちろん壁面設置タイプでも問題ありません。
    必ず、設置前に駐車環境を確認し、最適な設置タイプを選ぶことが重要です。
    なお、先に記載した通りクラウンスポーツPHEV の充電口は車両の右側後方となるので、ご自宅の駐車環境と併せて設置場所をご確認ください。

    また、駐車環境が屋外の場合は設置するEV充電器が防水・防塵性能を備えていることも大切です。

    EVの使用頻度
    EVの使用頻度に応じて適切な充電器を選ぶことも重要です。
    通勤などでEVを頻繁に使用する場合、バッテリー消費量が多くなるため、充電の頻度も高まります。日々の充電を快適にするためには、充電器の出力に注目することが大切です。

    一般的な普通充電のEV充電器の出力は3kW~6kWですが、3kWの充電器は6kWの充電器に比べ充電時間が約2倍かかってしまいます。使用頻度が高い場合、充電時間の早い6kWの充電器を選ぶのが良いでしょう。
    なお、クラウンスポーツPHEV に3kWの出力で充電すると満充電に約5.5時間かかかります。EVモードでの使用頻度を高めたい場合は6kWの充電器を選ぶべきと言えます。


    その他、はじめてEV充電器を設置する時におさえておくべきポイントや、
    安価なコンセントタイプではなくケーブル付属タイプの充電器をオススメする理由は、
    コチラの記事でも紹介していますので是非併せて御覧ください。
    はじめてのev充電器設置!絶対押さえておくべき3つのポイント!
    雨天でも安心!日産の電気自動車(EV)リーフを充電してみました!

    3. クラウンスポーツPHEVにおすすめの充電器

    充電器名 充電速度 特徴 評価
    Panasonic ELSEEV
    hekia S Mode3
    3kW/6kW 安心の日本製。
    ケーブル付きで手軽に充電。
    日東工業
    Pit-2Gシリーズ
    3kW/6kW 国産EV充電器。
    ニーズに合わせた豊富なモデルを用意。
    Wallbox Pulsar Plus 3 - 8kW 8kW対応で素早い充電。
    アプリ接続により遠隔操作も可能。

    上記の3つはどちらもオススメです。選んだ基準は6kW対応の充電器であること、防水・防塵性能がある事、そしてケーブル付きであることです。ケーブルがないコンセント型の場合、毎回車両に付属しているケーブルを取り出して充電をしなければいけないので、手間がかかってしまいます。
    上記3つの中でも、デザイン性・機能・コストパフォーマンスで比較すると、最もオススメなのはWallbox Pulsar Plusだと思います。

    クラウンスポーツPHEV は6kWの出力で、約3.5時間でフル充電することができます。

    また、クラウンスポーツPHEV の車載充電ケーブル(AC200V用 7m・15m)は6kWの出力に対応していません。Pulsar PlusはEV充電ケーブルが付属しているため、別のケーブルを用意する必要が無く、スマートフォンから充電スケジュールや盗電対策のロックを実施できるEV充電器です。また、WifiやBluetooth接続により遠隔での操作やスケジュール管理等を行う事ができます。LEDランプを見ることで現在の充電状況が一目でわかり、コンパクトでパワフルです。世界110ヵ国以上で実績があるEV充電器ですので、海外製のEVでも相性はバッチリと言えます!

    Pulsar Plusについては、コチラの記事で詳しく解説しておりますので、是非ご覧下さい!
    また、国内初の設置工事を当社で実施させて頂きました。
    導入事例としてコチラの記事でご紹介しております!

    4. クラウンスポーツPHEVとV2Hについて

    クラウンスポーツPHEV はV2H(Vehicle to Home)に対応しているため、EV充電器の代わりにV2Hを自宅に設置することも選択肢の一つです。
    V2HとEV充電器の違いや、V2Hを活用することでEVを防災設備として利用できる点について、こちらのコラムにまとめています。ぜひご覧ください。

    5. EV充電器設置を任せるなら!

    充電器設置については、クルマの車種や駐車場の場所、建物の形によって、設置出来る充電器が異なります。また、車の使い方(街乗り、通勤使い等)によっても最適な充電器は異なってきます。是非、車と家のプロである弊社までご相談下さい。お客様に最適な住宅設備をご提案させて頂きます。