コラム
ヒョンデの電気自動車(BEV)「KONA Mauna Loa」に適した自宅(家庭)用充電器とは?

ヒョンデ KONA Mauna Loa(コナ マウナロア)は、SUVのKONA Voyageグレードをベースにオフロードテイストにカスタマイズした特別仕様車です。KONA由来の電動SUVならではの走破性を兼ね備えつつも安定した走りを実現しながら、EVならではの静粛性と環境性能を両立しています。
自宅充電環境を整えることで、KONA Mauna Loaの性能を最大限に活かし、より快適なEVライフを実現できます。
この記事でKONA Mauna Loaの価格や航続距離から、自宅(家庭)用EV充電器の必要性、KONA Mauna Loaに適した充電器まで、幅広くご紹介いたします!
1. KONA Mauna Loaの車両情報
1-1. KONA Mauna Loa の主要スペック
項目 | KONA Mauna Loa |
---|---|
全長 × 全幅 × 全高 | 4,325 × 1,825 × 1,590 (mm) |
バッテリー容量 | 64.8kWh |
航続距離(WLTC) | 約500km |
充電方式 | AC普通充電 / DC急速充電 |
最大AC充電電力 | 6kW |
最大DC充電電力 | 90kW(バッテリーの劣化を防ぐために制限される場合あり) |
充電時間 | 約12時間(6kW出力の場合) |
1-2. KONA Mauna Loa の特徴
• Mauna Loa専用スタイル:専用カラーの「ミラージュグリーン」を採用し、艶を抑えたブラック塗装のバンパーやホイールアーチと組み合わせることで、ワイルドなオフロードスタイルを演出しています。さらに、ルーフクロスバーを装備することで、アウトドア用途にも適したデザインとなっています。
また、インテリアにはオールウェザーフロアマットやラゲッジマットが標準装備されており、アウトドアシーンでも実用性を発揮する仕様となっています。
• V2H(Vehicle to Home)対応:V2H機器と接続することで、EVのバッテリーから家庭へ電力を供給(放電)したり、家庭の電力でEVを充電することが可能です。
• V2L(Vehicle to Load):車內外でも100V電子機器を使用できるV2L機能を搭載しています。
1-3. KONA Mauna Loaの価格
KONA Mauna Loaの定価は495万円~(税抜)となっています。令和6年度(2024年度)の場合、CEV補助金は67万円とされていたため、その他地方自治体の補助金を除くと、実質428万円~(税抜)となります。尚、補助金取得要件として自家用車としての使用で4年間の保有義務が発生します。
[国補助金情報:R6ho_meigaragotojougen_2.pdf]
1-4. KONA Mauna Loa の充電口はどこ?
KONA Mauna Loa の充電口は、車両の前面部右側に配置されています。この位置は、KONAのプラットフォームがガソリン車と共用していることに由来していると思われます。充電口を開けるとピクセルインジケーターによりバッテリー残量を簡単に確認することができます。充電ケーブルを接続すると、自動的にロックされ、充電完了後は手動または専用アプリで解除できます。
1-5. 充電時間はどのくらい?
KONA Mauna Loa の充電時間は、使用する充電方法や出力によって異なります。
• 急速充電:
o 約45分 (90kwの場合)
➡高速道路の充電スポットなどで短時間で充電可能
※バッテリーに損傷を与える恐れがあるため、急速充電器の充電はバッテリー容量が80%に達すると自動で制限、または充電速度を調整。なお、90kW以上の充電器では81kWで充電量80%まで充電。
• 普通充電:
o 約12時間でフル充電(6kwの場合)
➡自宅充電で半日以上の充電が必要
急速充電と普通充電の時間差を比べると、急速充電の方が圧倒的なメリットがあるように見えますよね。
実際に近年では高速道路やディーラー店舗 等、急速充電設備を街中で見かける機会も増えてきたのではないかと筆者自身感じています。
EVオーナーの皆様の中には、充電は外出先だけでという方も少なく無いのではないかと思います。
しかし、利便性や充電費用という観点から自宅に普通充電器を設置する事をオススメ致します。普通充電と急速充電の費用比較記事がありますので、是非ご覧ください。
それでは、自宅へのEV充電器設置はどのように行なえばよいのでしょう。
以下で詳しく見ていきます。
2. KONA Mauna Loaの自宅(家庭)用充電器選びのポイント
自宅の駐車環境について
自宅用EV充電器には大きく分けて、スタンド設置と壁面設置の2タイプがあります。
一覧にした以下の表をご参照ください。
設置費用を見ると壁面設置タイプに手が出やすくなってしまいますが、
EVによって充電口の位置が大きく異なる点に注意する必要があります。
比較しやすいように車種ごとの充電口の一覧画像を用意しました。
このようにEVによって充電口の場所が異なることを考慮すると、設置場所を選ばないスタンドタイプの充電器の方が汎用性が高いと言えます。
もし、壁面から近い位置に充電口が来るような駐車環境であればもちろん壁面設置タイプでも問題ありません。
必ず、設置前に駐車環境を確認し、最適な設置タイプを選ぶことが重要です。
なお、先に記載した通りKONA Mauna Loa の充電口は車両の前面部右側となるので、ご自宅の駐車環境と併せて設置場所をご確認ください。
また、駐車環境が屋外の場合は設置するEV充電器が防水・防塵性能を備えていることも大切です。
EVの使用頻度
EVの使用頻度に応じて適切な充電器を選ぶことも重要です。
通勤などでEVを頻繁に使用する場合、バッテリー消費量が多くなるため、充電の頻度も高まります。日々の充電を快適にするためには、充電器の出力に注目することが大切です。
一般的な普通充電のEV充電器の出力は3kW~6kWですが、3kWの充電器は6kWの充電器に比べ充電時間が約2倍かかってしまいます。使用頻度が高い場合、充電時間の早い6kWの充電器を選ぶのが良いでしょう。
さらにKONA Mauna Loa はバッテリー容量が比較的大きく、6kWでも満充電に約12時間かかかります。通勤等の普段使いをする方は確実に6kWの充電器を選ぶべきと言えます。
また、週末のみの使用であっても、EVを停電時などの非常用電源としての活用を考える場合は、バッテリーの残量を常に高めに保つことが望ましいため、6kW出力の充電器を選ぶのが良いでしょう。
安価なコンセントタイプではなくケーブル付属タイプの充電器をオススメする理由は、
コチラの記事でも紹介していますので是非併せて御覧ください。
はじめてのev充電器設置!絶対押さえておくべき3つのポイント!
雨天でも安心!日産の電気自動車(EV)リーフを充電してみました!
3. KONA Mauna Loaにおすすめの充電器
充電器名 | 充電速度 | 特徴 | 評価 |
---|---|---|---|
Panasonic ELSEEV hekia S Mode3 |
3kW/6kW | 安心の日本製。 ケーブル付きで手軽に充電。 |
◯ |
Wallbox Pulsar Plus | 3 - 8kW | 8kW対応で素早い充電。 アプリ接続により遠隔操作も可能。 |
◎ |
上記の2つはどちらもオススメです。選んだ基準は6kW対応の充電器であること、防水・防塵性能がある事、そしてケーブル付きであることです。ケーブルがないコンセント型の場合、毎回車両に付属しているケーブルを取り出して充電をしなければいけないので、手間がかかってしまいます。
上記2つの中でも、デザイン性・機能・コストパフォーマンスで比較すると、最もオススメなのはWallbox Pulsar Plusだと思います。
Pulsar PlusはEV充電ケーブルが付属しているため、車両からケーブルを取り出す必要が無く、スマートフォンから充電スケジュールや盗電対策のロックを実施できるEV充電器です。また、WifiやBluetooth接続により遠隔での操作やスケジュール管理等を行う事ができます。LEDランプを見ることで現在の充電状況が一目でわかり、コンパクトでパワフルです。世界110ヵ国以上で実績があるEV充電器ですので、海外製のEVでも相性はバッチリと言えます!
Pulsar Plusについては、コチラの記事で詳しく解説しておりますので、是非ご覧下さい!
また、国内初の設置工事を当社で実施させて頂きました。
導入事例としてコチラの記事でご紹介しております!
4. KONA Mauna LoaとV2Hについて
KONA Mauna LoaはV2H(Vehicle to Home)に対応しているため、EV充電器の代わりにV2Hを自宅に設置することも選択肢の一つです。
V2HとEV充電器の違いや、V2Hを活用することでEVを防災設備として利用できる点について、こちらのコラムにまとめています。ぜひご覧ください。
5. EV充電器設置を任せるなら!
充電器設置については、クルマの車種や駐車場の場所、建物の形によって、設置出来る充電器が異なります。また、車の使い方(街乗り、通勤使い等)によっても最適な充電器は異なってきます。是非、車と家のプロである弊社までご相談下さい。お客様に最適な住宅設備をご提案させて頂きます。