コラム
どれを選べばいい!?マッピングで選ぶはじめてのEV充電器!
昨今、新型車の投入やモビリティショーで注目を集めているEVですが、いざこれからEVを購入するとなると「自宅にはどんなEV充電器を取り付けたらいいかわからない」「EV充電器の種類が多くてどれを選べばいいかもわからない」といったお声を伺うことが多々あります。
今回はそんな多種多様なEV充電機器をマッピングすることにより、どのようなEV充電器がどんな方に向いているのかを詳しく説明したいと思います。
EV充電器をマッピングしてみました!
※当ページに掲載しているマッピングおよびポジショニング表は、EVエコホーム が「目安」として独自に整理した参考情報であり、必ずしも実測値、公的データ、あるいはすべての条件下における性能・価格・設置環境を保証するものではありません。
今回は代表的なEV充電器12選をマッピングしてみました。縦軸は機能性、横軸は価格となっています。
なお、記載価格は機器本体のメーカー小売希望価格を税込で表記しており、工事費は別途必要となります。
それではこのマッピングされた機器を4つのカテゴリーに分けて、どんなユーザーに向いているか紐解いていきたいと思います。
安価で手軽な"Basic × Low"のカテゴリー
充電出力が3kWのコンセントタイプのカテゴリー。とにかく安く、補助的に充電できれば良い方向けです。代表的の商品はパナソニック製のEV用コンセント。充電の際はEV用の充電ケーブルでが必要なMODE2と呼ばれる充電方法となります。
メリット:初期費用を抑えて手軽に導入できること。
デメリット:EV用の充電ケーブルが必要。充電出力が3kWと低い(日産リーフ60kWhのフル充電で約20時間)。
こんな方にオススメ:軽EVやPHEVなどの駆動用バッテリーの小さいEVユーザーで細めに充電できる方。
ワンポイントアドバイス:屋外用の200Vコンセントでも代替できますが、耐久性・安全性を考慮するとEV用のコンセントを選んだほうが良いでしょう。
Panasonic 屋外向けコンセント(200V)
¥110,000~ (基本工事費込・税込)
EVに付属の充電ケーブル等を使用する、操作性・耐久性に優れた屋外コンセントです。
充電時は挿入するだけでロック機能が働き、プラグの抜き差しの耐久性は毎日の充電に求められる耐久性を持っています。
6kW出力にも対応"Standard × Mid"のカテゴリー
このカテゴリーは倍速充電と呼ばれる6kW充電が可能なモデルが加わり、出力において多くのBEV(バッテリーEV)のニーズを満たします。充電器には充電ケーブルが付属するMode3と呼ばれる充電方法となります。
メリット:6kWの出力に対応。ケーブル付属で充電ケーブルの着脱が不要。
デメリット:コンセントに比べ設置スペースが大きくなる。遠隔操作不可。
こんな方にオススメ:日産リーフなどの一般的なBEV(バッテリーEV)ユーザーで毎日充電する方。
ワンポイントアドバイス:ケーブル長が選べる製品も多いので、所有しているEVの充電口と設置場所を事前に確認して機器を選定しましょう。
日東工業 Pit-3Gシリーズ(6kw) 壁掛けタイプ
¥347,600~ (基本工事費込・税込)
シルバーを基調としたスタイリッシュなフォルムの樹脂ケースを採用。コンパクトかつフレキシブルな設計により、設置場所の自由度もアップしました。通信モデルもあり、ケーブル長は5m,7m,10mとリール型(10m)から選べます。
機器連携や出力制御が可能な"Smart × Mid"のカテゴリー
このカテゴリーの機器は、スマートフォンを始めとする機器との連携により出力をコントロールすることができます。スマホアプリやHEMS、太陽光発電システムとの連携により電力需要や太陽光発電の状況に併せて出力や充電時間を制御することで、より効率的なEV充電を実現します。
メリット:他の機器とのにより制御を行うことで、出力や充電時間のコントロールを行えます。
デメリット:単機能モデルよりも通信モデルの方が高価になる傾向があります。
こんな方にオススメ:出力制御や充電時間のコントロールなどによる、高効率な充電を求める方。
ワンポイントアドバイス:製品よってはサービス加入や周辺機器が必要な場合がありますので、よく製品仕様を確認してから導入するのが良いでしょう。
Wallbox Pulsar Plus
¥300,000~ (基本工事費込・税込)
本体はわずか20cm程のコンパクトなボディで、出力は1.2kWから8.0kWまで調整可能。Wi-Fi及びBluetooth接続によりスマートデバイスから充電器の制御が出来ます。
EVの電力を家庭に供給"Premium × High"のカテゴリー
このカテゴリーの機器は、充電だけではなくEVの駆動用バッテリーに蓄えられた電力を自宅に供給することができる、V2H(Vehicle to Home)と呼ばれる機器になります。V2Hは上記のような充放電機能の他にSmartカテゴリーの機器のような他機器との連携の機能にも優れており、まさにプレミアムなEV充電器と言えるでしょう。
メリット:6kW充電や自宅への電力供給、他機器連携といった豊富な機能が魅力です。
デメリット:機器・設置費用が他の機器に比べて高価なこと。対応可能なEVの車種が限られます。
こんな方にオススメ:太陽光発電システムなどの連携により効率的なエネルギーマネージメントを実現したい方。
ワンポイントアドバイス:EVや太陽光発電のパワコンとの相性があるので、導入の際は必ず専門知識のある方に確認しましょう。
nichikon VSG3シリーズ
¥1,560,000~ (基本工事費込・税込)
ニチコン製充放電器「EVパワー・ステーション」の新型モデル。パワーユニット(本体)とプラグホルダ(操作部)をセパレート化し、小型・軽量化することで、さまざまな設置方法が可能に。
※車種・メーカーにより対応していない場合があります。※太陽光発電との接続は、メーカー・機種により接続可否が異なります。詳細はお問い合わせください。
いかがですか?ご自身にあったEV充電器は見つかりましたでしょうか!?
ご自宅に取り付けたい機器が決まったら、次はご自宅の工事の費用はいくらになるか気になりますよね。
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