コラム
太陽光発電の余剰電力をEVに活用する3つの方法とは

今年の10月から太陽光発電のFIT(固定買取制度)の制度が変更となりますが、太陽光発電システムを導入してから、10年以上が経ちFITが終了してしまったご家庭や、最近太陽光発電システムを導入したご家庭は、売電価格が買電価格を下回っている家庭が多いのではないでしょうか。
こうしたご家庭で日中の発電時間中の余剰電力を有効活用したいと考えている方も少なくないかと思いますが、そんな方々に電気自動車(以下:BEV)やプラグインハイブリット(以下:PHEV)といったEVへ余剰電力を活用する方法をお伝えしたいと思います。
1.HEMSとEV充電器を活用
EV充電器の中にはHEMS(Home Energy Management System)と呼ばれる家庭の電力の流れを確認できる機器と連動できるものがあります。
例えばPanasonicの「ELSEEV hekia S Mode3」では、同社のHEMS「AiSEG2」とエコネット対応の計測機器と連携することで、太陽光発電の余剰電力をEVへ充電することができます。
なお、「AiSEG2」の導入費用相場は15万~20万で、充電器の導入費用と合わせると45~55万円程度かかるので導入コストのハードルは決して低くはありません。
2.V2Hを活用する
EVの充放電器であるV2Hには充放電だけではなく、賢い機能が備わっています。
その中の一つであるグリーンモードを使うことで、太陽光発電の余剰電力をEVに活用することが可能です。
また、V2Hがあれば充電だけでなくEVから自宅に放電することが可能なので、災害時や余剰電力を夜間の家庭の電力に用いることも可能です。
しかし、V2Hの場合対応している車種が限定的なので必ず導入する前に確認が必要です。
なお、V2Hの導入費用は100万円以上かかることが多く、他の方法に比べて導入のハードルは高いと言えるでしょう。
なお、EVエコホームでは期間限定でDENSO製一体型V2Hを標準工事費・オプション込み848,000円~の特価で販売しています。
くわしくはこちらを御覧ください。
3.PULSAR PLUS+PowerMeterを活用する
Wallbox社のスマートEV充電器「PULSAR PLUS」とオプション品の「Power Meter」を活用することでも実現が可能です。
「PULSAR PLUSは、スマートフォンで操作できるスマートEV充電器です。オプションの「Power Meter」には Eco-Smart 機能があり、その中の “Full-Green Mode” を使うことで、太陽光発電の余剰電力のみでEVの充電を行うことが可能です。Eco-Smart機能についての詳しくはこちらを御覧ください。
なお、「Power Meter」と「Power Meter」の導入費用の相場が40~45万ということで他の方法と比べて導入のハードルは低いと言えます。
余剰電力活用以外の機能も併せて考慮しよう
以上のように選択肢は複数ありますが、"所有しているEVの車種"や"余剰電力活用以外に有効な機能"等を鑑みて選定する必要があると思います。
まとめると以下のようになります。
HEMS+V2H:家電等を含めてトータルでエネルギーマネージメントを行い方向け
V2H:所有しているEVが対応していて、停電対策も併せて行いたい方向け
PULSAR PLUS+PowerMeter:日々のEV充電をスマートに行いたい/導入費用を抑えたい方向け
なお、先にも記載した通り機器と車の相性や既存の太陽光発電等の設備との相性を鑑みて設置する必要があります。そのためにはクルマと再エネ機器の両方を理解しているプロに依頼・相談をすることが有効となります。
グループ会社によるカー用品事業運営や30年以上の建築不動産事業実績から産まれたEVエコホームでは自宅充電による便利で快適な暮らしを皆さまにご提供させて頂いており、多数のEV充電設備やV2H設置の実績があります。まずはご相談や無料見積からでもOKです。EV充電器やV2H設置の際は是非、EVエコホームにお任せください。